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自動巻き腕時計が動かない原因は故障?対処方法2選

動かない自動巻き腕時計

古き良き機械式腕時計の中でも、巻き上げをする必要がほとんどない自動巻き腕時計はとても魅力的です。
しかし、自動巻き腕時計は非常に繊細なため 、 動きが止まってしまったという声をよく聞くことがあります。

そこでこの記事では、自動巻き腕時計が動かない原因とその対処方法を解説します。
故障してしまったのかどうか、ご不安に感じられている方はぜひご覧ください。

自動巻き腕時計とは

自動巻き腕時計とは何か

自動巻き腕時計とは、巻き上げを頻繁に行う必要のないタイプの腕時計です。
まず、腕時計にはゼンマイで動く「機械式」と電池で動く「クォーツ式」があります。

自動巻き腕時計は機械式腕時計のうちの一つです。

ゼンマイとはうずまきの形をしたバネ状のパーツのことで、機械式腕時計を動かす上で重要な 役割をもっています。
機械式腕時計は内部の細かい部品の動きが連動することで動きますが、電池で動いていない分、時刻の精度が劣る傾向にあります。
また、使っていないときには動きが止まる構造になっています。
そのため、腕時計内部にあるゼンマイを定期的に「巻き上げる」作業が必要になってきます。

「巻き上げる」とは、腕時計の動きを復活させるために、リューズを回転させることです。
自動巻き腕時計はこの巻き上げる作業を頻繁に行う必要がなく、一度巻き上げたら数日間自動で動きます。

自動巻き腕時計と手巻き腕時計の違い

巻き上げ が必要な頻度によって、機械式腕時計は「自動巻き」と「手巻き」に分かれます。
自動巻きの場合、腕時計をはめている間や外してから数日間までは巻き上げを行わなくとも動き続けます。
その数日間を超えて着用する場合に、巻き上げが必要です。

一方、手巻きの場合は腕時計の使用の有無にかかわらず、決まったタイミングで動かなくなります。
そのため、手巻きでは毎日決まった時間に巻き上げる作業が必要となります。

現在、世の中に出回っているほとんどの腕時計はクォーツ式に変わりましたが、それでもなお機械式は多くの腕時計好きの人たちの あいだで使われています。
自動巻きと手巻きについて、以下にその特徴を紹介します。

自動巻き腕時計の特徴

・手巻き式と比べて巻き上げの頻度が少ない
・手巻き式と比べて時刻の精度が高い
・内部の構造が複雑で部品が多い分、重たい


手巻き腕時計の特徴

・アンティークのものや年季の入ったものなど、味があるものが多い
・シンプルな構造のため重たくない
・1日に一度は巻き上げを行わなければいけない

それぞれにメリットもデメリットもありますが、共通して、「巻き上げる」行為に古き良き魅力を感じている人たちに愛用されていることが多いようです。

自動巻き腕時計の歴史

およそ100年前まで、腕時計には手巻きしか存在していませんでした。
しかし、手巻きは頻繁に時刻を合わせる必要があるため、当時の人々は煩わしさを感じていたようです。
そんな中、1920年代にイギリスの時計職人やロレックスなどが自動巻き腕時計を開発します。
時を経るにつれてその精度は高くなり、一般に普及しました。

自動巻き腕時計が止まる原因は故障? 7つの原因を紹介

自動巻き腕時計が止まる原因とは

自動巻き腕時計は、さまざまなタイプの腕時計の中でも複雑に作られています。
そのため、扱い次第で動きが止まることも頻繁にあります。
動きが止まる原因は故障なのでしょうか。

以下に、動きが止まってしまうときに考えられる原因を7つ紹介します。

巻き上げ不足

1つ目の原因は巻き上げ不足によるものと考えられます。
自動巻き 腕時計は腕にはめている間は動き、外しても一定の期間は動き続 けます。
しかし、2〜3日使わずに置いておくと、巻き上げが不足するため動かなくなります。

「自動」とはいっても、人間の腕の働きで動いているので、常に動き続けるわけではないのです。
この場合、巻き上げを行えば元通りになるので、故障ではありません。

ほこりの詰まり

2つ目に考えられる原因は内部のほこりの詰まりです。
機械式腕時計は複数の小さな部品でできていて、それらが互いに連動することで動いています。
そのため、内部にほこりなどのゴミが入り込むと、部品同士の連動が悪くなるため動きが鈍くなります。
この場合、無理に巻き上げを行うと故障につながるでしょう。

内部へほこりが侵入してしまった場合には、自力で取り除くことは難しいので修理に出す必要があります。

潤滑油の不足

3つ目に考えられる原因は潤滑油の不足です。
腕時計の内部の部品間には、部品同士を円滑に連動させるために潤滑油が塗られています。
潤滑油が不足すると、各部品の動きが悪くなるため、腕時計の動きが悪くなるのです。

潤滑油は有限で、腕時計を長年使っていると当然擦り減ってしまうので、数年に一度は修理に出し、潤滑油を足してもらう必要があります。
補充せずに無理に巻き上げをすると故障につながるでしょう。

また、潤滑油は気温が低い場所では固まってしまいます。
そのため、機械式腕時計は気温の低い場所で保管せず、温暖な場所で保管するように注意しましょう。

ゼンマイの劣化

ゼンマイの劣化も原因の1つとして考えられます。
巻き上げを行うたびに、ゼンマイには小さな負荷がかかり続けています。
そのため、長い間使っているとゼンマイの性能も落ちていきます。

機械式腕時計にとってゼンマイはもっとも重要な部品といっても過言ではありません。
ゼンマイの劣化から守るためにも、定期的なメンテナンスをしてもらいましょう。

部品の劣化

5つ目に考えられる原因は部品の劣化です。
機械式腕時計の部品は消耗品のため、使えば使うほどその性能は落ちていきます。
手荒に扱ってしまったなどの原因で部品が壊れると 、多額な修理費が必要になる可能性がある、もしくは修理不能になる可能性があります。
そのため、定期的なメンテナンスは必須です。

メンテナンスをしっかりと行い、部品の劣化による故障から守りましょう。

海水の浸水

6つ目に考えられる原因は海水の浸水です。
自動巻き腕時計の中には、防水機能が搭載されている ものも中にはあります。
しかし、防水機能が備わっていない場合、浸水には十分に気をつけなければなりません。
中でも、特に気をつけたいのは 海水です。
海水に浸水すると内部の部品がさびてしまいます。

当然、部品がさびると部品間の連動を失い、正常に作動しなくなってしまいます。
そのため、海での着用は控えるなど細心の注意は必要です。

磁気帯び

最後に考えられる原因は磁気帯びです。
腕時計は多くの金属の部品でできています。
そのため、金属機器が周りにあると磁気を帯びてしまい、正常に動かなくなる可能性が高いです。
たとえば、スマートフォンやパソコン、財布の金属部分など日常で使われる身の回りのものが原因で腕時計の部品が磁気を帯びることがあります。こういったものからは、なるべく遠ざけるなど注意が必要です。

磁気を帯びてしまって正常に動かない場合には、修理に出して磁気抜きをしてもらいましょう。

自動巻き腕時計が止まったときの対処方法

対処方法

自動巻き腕時計の動きが万が一止まってしまったときの対処方法は、自力でできるものと修理に出す必要があるものに分かれます。
以下に、それぞれの対処方法について解説します。

巻き上げをする

1つ目の対処方法は巻き上げをすることです。
動きが止まってしまったときの原因が巻き上げの不足によるものであれば、自力で解消できます。
巻き上げの回数は腕時計の種類によっても異なりますが、一般的にはリューズを 30〜70回ほど回転させれば問題ないでしょう。

また、腕を振ることで巻き上げることもできます。
腕を振ると内部の部品が作動し、動き出します。
それでも動かない場合には、修理に出しましょう。

修理に出す

巻き上げをして も動かない場合には、ほこりの詰まりや海水の浸水、部品の劣化、潤滑油の不足などが原因で故障していることが考えられます。

このようなときは、腕時計の修理が必要です。
ほとんどの場合、腕時計の内部 に支障があるためオーバーホールという分解修理をします。
ただし、磁気抜きの場合 にはオーバーホール は不要です。

自動巻き腕時計の修理の料金相場

自動巻き腕時計の修理費用の相場

自動巻き腕時計の修理にかかる料金の相場はいくらくらいなのでしょうか。
修理にかかる料金 は腕時計が国産か海外産かで大きく異なり、国産の場合はおよそ10,000円、海外産の場合はおよそ20,000円程度が相場です。

自動巻き腕時計の修理は多くの場合部品交換が伴うので、海外産だと部品を海外から調達する必要があり、国産よりも高くなります。

自動巻き腕時計を使用する際の注意点

自動巻き腕時計には、使用する際に気をつけなければならない点がいくつかあります。
ここでは、とくに大事な2つの注意点について紹介していきます。

衝撃を与えない

自動巻き腕時計は、とても精密かつ繊細なつくりをした腕時計です。
衝撃を与えるとパーツがズレてしまい、腕時計全体の不具合につながってしまう場合も。

ズレてしまうだけなら修理で治せますが、パーツが破損してしまうと大変です。
古い腕時計で換えのパーツが存在していない場合、その腕時計をもう使えなくなってしまう恐れもあります。

夜12時に日付変更をしない

自動巻き腕時計は、定期的に日付を合わせる必要があります。
手動で合わせる場合、きりの良い夜12時に日付変更をしたくなるかもしれませんが、それはあまりおすすめできません。

種類によって違いはありますが、一般的な自動巻き腕時計は20時〜4時の間が「カレンダー操作禁止時間帯」となっています。

カレンダー操作禁止時間帯の間に日時の変更を行うと、歯車同士が接触し、パーツの破損につながる恐れがあります。
こちらもパーツの破損から腕時計全体の不具合につながってしまったり、日時の変更ができなくなったりしてしまう可能性も。

日付を合わせる際は、自分の持っている自動巻き腕時計のカレンダー操作禁止時間帯を確認しておきましょう。

腕時計のよくある故障例

腕時計は精密機械であるため、故障の症状はさまざまなものがあります。 故障かどうかを判断するためには、どんな症状があるかを把握する必要があります。

腕時計の代表的な故障の症状7つとそれぞれの原因
こちらの記事では、腕時計の故障の症状やそれが起こってしまう原因などを紹介します。 腕時計をできるだけ長く使いたいという方や、故障のような症状があって不安に感じている方はご覧ください。

腕時計電池交換の料金詳細

自動巻き腕時計が故障したときは修理に出しましょう

いかがでしたでしょうか。
他のタイプと比べても自動巻き腕時計は非常に繊細な作りのため、扱い次第では故障してしまいます。
部品の劣化や潤滑油の不足が原因で故障してしまうのはもったいないです。
場合によっては復旧できないこともあるので、定期的なメンテナンスをしてもらうことで長期間使えるようにしておきましょう。


でんちこでは自動巻き腕時計のメンテナンスを承っています。
オンラインで簡単に申し込めますので、故障から守るためにメンテナンスをしておきたいとお考えの方は、ぜひでんちこまでご相談ください。

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