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機械式腕時計の日付変更禁止時間帯

機械式腕時計

機械式腕時計の中には、時刻だけではなく日付を確認 できるものがあります。
こういった機械式腕時計の日付を調整する際に、表示がずれていても変更してはいけない日付変更禁止時間帯というものがあるのはご存じでしょうか。

そこで、この記事では日付変更禁止時間帯にはなぜ日付を変更してはいけないのか、そして変更するとどうなってしまうのかを徹底的に解説していきます。
機械式腕時計の正しい扱い方について理解を深めておきたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

機械式腕時計の日付変更禁止時間帯とは

機械式腕時計にしてはいけないこと

機械式腕時計で日付の変更を加えてはいけない時間帯を、日付変更禁止時間帯といいます。
この時間帯に調整してはいけない理由については、後ほど詳しく解説します。

機械式腕時計には時刻だけではなく、日付が表示されているもの があります。
こういった機械式腕時計で注意しなければいけない点は、 どの月でも31日サイクルで日付が表示されるように なってい ることです。
つまり、月の日数が少ない2月・4月・6月・9月・11月には必ず日付がずれてしまうのです。
そのため、表示がずれてしまう月の境目では、日付の調整を しなければなりません。

調整は腕時計の横側についている、リューズと呼ばれる突起状のものでできます。
リューズは引くことで回転させることができ、回転させた分だけ時刻や日付を進ませる、もしくは戻せます。
しかし、日付変更禁止時間帯ではこのような調整を行ってはいけません。
種類にもよりますが、一般的にその時間帯は午後8時〜午前4時とされています。
なお、午後8時〜午前4時とは実際の時刻ではなく、腕時計に表示されている時刻です。

機械式腕時計で日付変更禁止時間帯に調整をしてはいけない理由

なぜ?

機械式腕時計で日付変更禁止時間帯に 調整を加えると壊れてしまう理由は、その構造にあります。
以下に、その理由を解説します。

機械式腕時計は、いくつもの細かくて小さな部品が交じり合 うことによって動いています。
たとえば、時刻を表す時針・分針・秒針や、日付が記載されているカレンダー窓などは、すべて内部にある部品の交じり合いによって動いています。

カレンダー窓に表示されている日付は、内部のカレンダープレートというドーナツ状の部品に刻まれている1〜31の数字です。
カレンダープレートの内側には突起があり、日送り爪という内部にある突起状の部品とかみ合わせています。
そうすることで、日ごとに1つずつ進むようにコントロールしています。
その際、カレンダープレートは日付が変わるタイミングで途端に動くわけではなく、24時間 常に動いており、ゆっくりと変えていきます。

日付変更禁止時間帯の午後8時〜午前4時はカレンダープレートの突起と日送り爪がかみ合う時間帯です。
この時間帯に変更しようとすると、リューズを動かしている部品がカレンダープレートの突起や日送り爪とぶつかってしまいます。
そうすると、カレンダープレートの突起や日送り爪などの部品が破損してしまう可能性があるのです。
そのため、日付変更禁止時間帯には日付を変更しないように、メーカーから推奨されているのです。

日付変更禁止時間帯に腕時計を操作してしまった場合に確認すること

確認すべきこと

もし、日付変更禁止時間帯に操作してしまったら、まずは腕時計が壊れていないか確認する必要があります。
壊れているか どうかを判断するときに確認する項目は以下の通りです。
機械式腕時計が壊れているかどうかを判断するときに確認すること

・日付がずれていないか
・表示が中途半端な位置になっていないか
・リューズの回転操作に違和感がないか

上記を確認し、いずれかに問題がある場合には、修理に出す必要があります。

修理方法

日付変更禁止時間帯にリューズを操作することで正常な表示がされなくなった場合は、内部の部品が破損している可能性があるため、オーバーホールを行う必要があります。
オーバーホールとは、腕時計 のすべての部品 を分解して修理を行う作業のことです。

リューズの操作では時刻の変更ができない場合や、あきらかに腕時計の様子がおかしい 場合にとられる修理方法です。
通常の修理やメンテナンスの場合、すべての部品 を分解する必要 はないため修理にかかる費用や時間は軽微で済みます。
たとえば、電池の交換や磁気抜きなどはこの範囲に収まります。

しかし、オーバーホールは大規模な修理となるため、費用も時間もかかることには注意が必要です。
【関連記事】
腕時計のオーバーホールとは?作業内容や頻度について

修理にかかる費用

オーバーホールを行う場合の修理の依頼先はメーカー、もしくは専門の修理業者です。
修理費 の相場は、メーカーの場合 は50,000円〜、専門の修理業者の場合 は30,000円〜程度です。

ただし、修理費は腕時計のブランドや業者によって大幅に変わることがあるのでご注意ください。

修理にかかる期間

修理に要する期間 は約1カ月です。
オーバーホールはただ分解して点検を行うだけではなく、破損した部分の新たな部品調達も必要となることがあります。
部品の発注をしてから届くまで最低でも1週間はかかるため、短期間で修理を終わらせることは難しいのです。

オーバーホールは費用も時間もそれなりかかることを理解したうえで、修理の依頼をしましょう。

日付変更禁止時間帯がない機械式腕時計のモデル

日付変更禁止時間帯を知っていれば、故障させずに済みますが、知らないと故障につながることが十分に考えられます。
そもそもこのような時間帯がなければ、いつでも日付を変更できるため気を遣わなくて済むでしょう。

このような問題を背景に、一部のメーカーから は日付変更禁止時間帯のない機械式腕時計が開発され、販売されています。
日付変更禁止時間帯のないモデルの機械式腕時計は以下 の2種類です。

ブライトリングCal.B01搭載モデル

ブライトリングのCal.B01搭載モデルは、日付変更禁止時間帯がない腕時計として初めて出たモデルです。
自社で開発を進めた末 、2009年に発売されました。
24時間いつでも変更が可能となっています。

ロレックスCal.3235搭載モデル

ロレックスからも日付変更禁止時間帯がない腕時計として、2017年にCal.3235搭載モデルが発売されています。
こちらのモデルも、24時間いつでも変更が可能です。

腕時計の電池交換の詳細

日付変更禁止時間帯の操作で故障した腕時計は専門店で修理を依頼しよう

いかがでしたでしょうか。
機械式腕時計の日付変更禁止時間帯に日付を変更してしまうと 、腕時計が壊れてしまう 可能性があります。
壊れた場合は、オーバーホールという大規模な修理が必要となり、費用も時間もかかってしまいます。
そのため、この記事を読んで日付変更禁止時間帯を理解した方は絶対に調整しないようにしましょう。
すでに調整してしまったという方は、お近くの修理業者でオーバーホールを行ってもらいましょう。


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