自分で簡単クリーニング!
腕時計の金属ベルトのお手入れ方法
汚れを取り除く
蛇腹状の金属ベルトは隙間やでこぼこした部分が多く、直接肌に触れるので汗や皮脂などの汚れがどうしてもつきやすくなってしまいます。
この汚れを落とすのに意外と便利なのが、歯ブラシとつまようじです。専用の掃除用具を持っていなくても、まずは身近にあるもので手軽に隙間掃除をしてみましょう。
歯ブラシは毛先の柔らかいものを用意しましょう。硬いものだと腕時計に新たな傷を作ってしまう可能性があるので注意が必要です。ブレスレットのコマの間やバックルの内側などを中心に、付着した汚れをかき出すイメージで取り除いていきましょう。歯ブラシの細かい毛先が部品と部品の細い隙間に入り込むので、見えにくい部分に実は溜まっていたという汚れにも効果的です。
歯ブラシのソフトな触り方では落としにくい、こびりついた汚れがあれば、つまようじを使ってみましょう。
ある程度の硬さがありながら腕時計に対して小さくて細い木材のつまようじは、適度な使い勝手が意外と便利です。やさしく汚れをなぞるような感じで使うと、腕時計に傷をつけずに汚れを落とすことができます。
磨き上げでさらにきれいに
腕時計は使っているうちに、購入したときの輝きが薄れていくものです。色がくすんできた、ツヤがなくなってきたというときには磨きケアが効果的です。歯ブラシやつまようじで目に見える汚れを取り除いたら、磨きでさらに細かい汚れを落としていきましょう。
市販の金属磨きクロスを用意すれば、そのまま磨くだけで良いので簡単です。値段が比較的安く、ホームセンターやネットで手に入れることができます。また、もっと効果を求めたい場合は専用の研磨剤を使うのもおすすめです。
ただし、一か所を集中的に磨くのは控えましょう。汚れが目立つからといって強い力で同じところばかりを磨きすぎると、傷みの原因になってしまいます。
なかなか落ちない汚れには…
それでもなかなか汚れが落ちないという場合は、金属専用のクリーニング液を使うという方法もあります。特に皮脂汚れが強いと汚れがくすんでしまい落ちにくいので、こういったアイテムは便利です。
クリーニング液はスプレータイプのものが多いので、くすみの目立つ部分にひと拭きさせましょう。その後、乾いた布で手早く拭き取ります。パッキンの素材とクリーニング液の成分によっては、相性が悪く何らかの影響が出てしまう危険性があるので、汚れたベルト部分にだけ吹きかけるようにしましょう。
毎日身に着ける腕時計は、きれいに使っているつもりでも意外と汚れてしまうものです。特に直接肌に触れるベルト部分は汚れがつきやすいので、汚れが気になったらこまめに掃除しておきましょう。
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