ロレックスのオーバーホールの最適な頻度
「ロレックスのオーバーホールってどのくらいの期間で行えばいいの?」といったオーバーホールに関してよくわかっていない方は多いでしょう。
実際にオーバーホールといった言葉についても理解できていない方もいるかもしれません。
この記事では、オーバーホールについての基礎知識からロレックスのオーバーホールの頻度や具体的な費用を解説しています。
また、オーバーホールを提供している場所も併せてご紹介しているので、実際にオーバーホールを検討している方も、ぜひ参考にしてください。
オーバーホールとは
時計におけるオーバーホールとは、機械式時計の徹底的な整備を指します。
時計のオーバーホールには「調子良く使い続けられる状態」に調整する目的があります。
具体的な内容としては、以下6つの手順です。
2、洗浄
3、消耗したパーツの交換
4、組み立て
5、注油
6、精度調整
これらの工程を行い、「新品の状態」に近づけていきます。
ロレックスなどの高級な時計でも、潤滑油や部品の劣化は防げません。
劣化したまま使用していると、取り返しのつかないような故障につながる恐れもあるため注意が必要です。
重大な故障を未然に防ぐためにも、定期的なオーバーホールは必要不可欠になってきます。
またちょっとした修理の場合にはメンテナンスを依頼するときもありますが、メンテナンスとオーバーホールの違いは、その目的です。
日々の日常的な点検や電池交換などの、整備を目的とする場合はメンテナンスを指します。
長期間放置して動かなくなってしまった時計を修理するなど、徹底的に細部まで分解し、問題のある箇所を確認や交換、調整などをする場合はオーバーホールになります。
ロレックスのオーバーホールの頻度
ロレックスの時計のオーバーホールをする目安の期間は、クォーツ時計で5〜7年に1回、機械式時計で3〜5年に1回です。
比較的新しいモデルについては、10年以内にオーバーホールを行うのを推奨しています。
参照:ロレックスのアフターサービス
目安の期間内であっても、使用頻度や使い方によって部品の消耗度などは変わってくるため、ロレックスの状態を見極めながら、オーバーホールを検討してください。
ロレックスのオーバーホール費用
ロレックスのオーバーホールの費用の相場は、オーバーホールを依頼する店舗によっても差がありますが、基本的には4〜10万円前後になります。
また、モデルによって料金の変動があります。
・デイデイトの金無垢やプラチナ:8〜11万円前後
・サブマリーナーやサブマリーナーデイト、それぞれのOLD:7〜12万円前後
・GMTマスターやGMTマスターのOLD:7〜12万円前後
・エクスプローラーやエクスプローラー2:7〜12万円前後
・ヨットマスターやヨットマスター2:7〜12万円前後
・旧型デイトナや現行デイトナ:8〜13万円前後
それぞれ上記のモデルごとの価格は正規店の相場です。
時計修理店(オンライン含む)や家電量販店でもオーバーホールの受付をしており、対応してもらえます。
正規店よりも低価格で、質の高いオーバーホールが受けられるケースもありますが、公式の保証を証明してもらえないなどのデメリットもあります。
また、あまりに古いモデルのロレックスはオーバーホールできない可能性がある点にも注意が必要です。
古いモデルは必要な部品が手に入らないケースもあり、正規店でも、他の店舗でも対応を断られる場合があるのを覚えておきましょう。
ロレックスのオーバーホールが出来る場所
ロレックスのオーバーホールを依頼できる場所は、ロレックスの正規店以外にも、時計修理店や家電量販店があります。
それぞれにメリットやデメリットがあるので、時計の状態や費用などのコスト、信頼性などを十分に検討していきましょう。
正規店
日本におけるロレックスの正規店は、日本ロレックスです。
正規店にオーバーホールを依頼するメリットは、正規のメーカーに頼むといった安心感と品質が保証される点です。
どれだけ「自信を持って対応します」と言われても、ロレックスのような高価な時計を修理に出す際には不安が残ります。
万が一にも修理が失敗するのは避けたいので、できるだけ安心して依頼できるところに頼みたい気持ちは強いでしょう。
そのような気持ちが強いので、正規店である日本ロレックスにオーバーホールを依頼する方は多いです。
対応する職人の技術や交換に使用する部品はすべてロレックスが認可したものです。
間違いのないサービスが受けられるのは、正規店の大きなメリットになります。
また、オーバーホール対応後には保証書も発行されるため、誰が見ても時計の品質を認めてもらえます。
デメリットとしては、質の高いオーバーホールを受けられるので、対応費用が高価になる可能性が高いです。
また、古いモデルのロレックスは部品の在庫が枯渇している可能性もあり、オーバーホールを断られるケースもあります。
さらに、過去にメーカー外で修理をしている場合も対応してもらえないかもしれません。
安心してオーバーホールを任せられる正規店ですが、注意するポイントもあるのは覚えておきましょう。
時計修理店(オンライン含む)
オンラインを含む時計修理店の特徴は、正規店と比較するとオーバーホールにかかる費用が安く、対応もスピーディーです。
熟練の職人の方が在籍しているケースも多く、確実で丁寧な対応をしてもらえます。場所によっては保証をつけてくれるところもあり、安心感は高いです。
ただ、依頼する場所によっては、技術に差があり、質の低いサービスを提供しているところもあるため、対応を任せる場合は業者を見極めて判断していく必要があります。質の低い業者に当たってしまうと、きちんとしたサービスを受けられない可能性もあるため、注意が必要です。
家電量販店
家電量販店でもロレックスのオーバーホールが可能です。正規店と比べると費用も安く、手続きも簡単でスピーディーに対応してくれます。
普段通い慣れているお店なら、通いやすく心理的抵抗も少ないでしょう。
メーカーと内部でつながっていたり、技術力の高い専門家が在籍していたりするケースもありますが、内情が見えにくいのが現実です。本当に信用できる業者なのかを確実にチェックする必要があります。
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ロレックスの時計を長い間使用するためには、定期的なオーバーホールが必要不可欠です。
安心して任せたい場合は、保証書も発行されるロレックス正規店でオーバーホールを依頼するのが適しています。
しかし、オーバーホールにかかる費用はどうしても高額になりがちです。
費用を抑えつつ、適切なオーバーホールを受けたい場合は、他の場所での依頼を検討しましょう。
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リーズナブルな価格で、対応もすべてオンラインで完結可能です。
どんな内容でもお気軽に相談できるので、時計の取り扱いで悩まれている方は、ぜひ1度ご連絡してください。
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